NASCAR2016オールスターチャレンジ

今年は出場資格が大幅に変わります。

予選レースも3つになりましたし、ファン投票も2人になりましたし、過去10年というシード枠も無くなりました。

昨年から今年にかけての勝利した人間が偏っていたと言えます。

過去の例だとジェフゴードンの勝利枠は同じ車に乗るチェイスエリオットに引き継げる記憶があったのですが、今年は違っていたようです。

 

レースのフォーマットも大きく変わります。

前はファイナルピットストップは全台4タイヤ交換マストだったわけですが、今回は上位の9台~11台だけ交換出来ます。

残りの車は強制的にステイアウトで露払い役です。

 

最終スティントを盛り上げたかったのでしょうが、色々と穴が多すぎてどうなるのだろうと思いながら見てました。

1セグメントから問題が起こります。

最後の5周でマクマーレーがスピン。

その時点で入ってなかったケンゼスがアンダーグリーンのピットが不可能となりペナルティとなります。

ケンゼスがピットに入ってなかったので、何台かラップダウンのままです。

しかしセグメントはそのまま終了して、リスタートが無かったため、ウェブアラウンドがありませんでした。

残り数周でイエローが出ることを想定して無かったNASCAR側のルール不備です。

トニーさんが

こらこら
とご立腹でした。

セグメント2はチェイスエリオットが勝負をかけます。

早急にピットに入ろうとしました。

ここはピットに入って2タイヤなら問題なく同一周回に戻れます。

先にピット義務を果たしておけばイエローが出ると先頭に立てるので、それを見据えた戦術です。

ところが、ピット進入時に追突されてしまうという不運。

結局この戦術を取ったドライバーは他に居ませんでした。

 

セグメント2の残り15周から、やはりチャドカナウスが仕掛けてきます。

タイヤ温存でゆっくり走って12位まで落としました。

ファイナルスティントで前でスタートするためです。

こういう戦術もアリですが、最も期待値が高いのは50周目にピットに入る事です。

ファイナルラップなら4タイヤ交換をしても周回遅れになりません。

穴が沢山あるルールなので、禁止されていたとは思えませんが、誰もして来ませんでした。

 

最終セグメント前には、まさかのラグナット検問。

エドワーズがしょっ引かれ、最後尾に下げられます。

レギュラーシーズンも抜き打ちでやればいいです。

 

最後のリスタートはジョンソンが先頭でしたが、4タイヤ勢が2列目に居たので直ぐに飲みこまれました。

抜けだしたのがカイルラーソンでしたが、最後の最後にロガーノが持って行く結果となります。

ルール的に色々問題のあった今回のオールスターレース、来年にまた期待しましょう。

NASCAR2016第12戦ドーバー

ドーバーのバックストレートのイン側にセーファーバリアが増設されている事に気が付きました。

この場所はNASCARでも有数の危険スポットだっただけに妥当な改修です。

あそこでスピンするとほぼガレージ行きの壊れ方をして、それがチェイスの結果に大きく左右したので、この改修が秋開催でどう影響するでしょうか。

 

レースは2タイヤ・4タイヤが別れる絶妙なタイヤ状態となり、めまぐるしい展開になります。

最後のピットでケンゼスとジョンソンが2タイヤ交換で前に出ましたが、リスタート後にジョンソンがまさかのマシントラブル。

ここはコース幅が狭いので玉突き事故になりました。

順位調整をしてアウトレーンを取ったトゥレックスJRは災難です。

策士策に溺れました。

トゥレックスに順位を譲られたエドワーズが有利となりましたが、マシン的に勢いがあるラーソンに押されます。

ラーソンはその勢いでケンゼスも喰って初優勝といきたい所ですが、NASCAR界の妖怪通せんぼジジイはそう簡単に抜くことが出来ません。

エリオットに絡まれたのも痛かったと思います。

結局ケンゼスが逃げ切りで終了。

ラーソンの初優勝はお預けとなりましたが、ケンゼスのブロックは百戦錬磨の強者でも破れないので仕方ないです。

無理やりこじ開けても良かったとは思いますが、ラーソンのリスタートはそこまで速く無かったため、ファイナルラップまで仕掛けを待たないとイエロー後のオーバータイムでエリオット以下にやられる可能性がありました。

それゆえファイナルラップまで待つのが定石でしたが、上手くタイミングが合わなかったです。

久々に手に汗握るいいレースでした。

 

NASCAR2016第11戦カンザス

前のレースからタイヤラグナットが「5本マスト」となりましたが、ジョー・ギブスは5本締めても11秒台で出ていました。

マシンも速いですし、手が付けられません。

 

 

レースの大半を支配したのは実質ジョー・ギブスのマシンに乗るトゥレックスJRでしたが、レース終盤にトラブルで後退。

解説の石見さんが「セットアッパー」と言っていたように、こういうレースが多すぎます。

 

他にはカイルラーソンが目立っていましたが、不運にもハムリンとケセロウスキーのシンクロ単独スピンに巻き込まれました。

カイルラーソンもそろそろ結果がほしい所ではありますが、今のチーム力だとよくやっている方だと思います。

ただ、今年はエリオットやディロンやブレイニーがいいだけに埋もれたくはない所です。

 

レースは終盤トップに立ったカイルにハービックが追いつきましたが、そこから抜くだけの力はありませんでした。

カイルは「カンザス未勝利」という事を取り上げられていましたが、個人的にはカイルが勝ってないトラックが3つしか無かったことに驚きです。

カンザスは少し前までチェイス開催の1回しか無かったので、それが原因だと思います。

シャーロットを勝つのも時間の問題ですので、あとは難コースポコノだけになりそうです。

 

一方ヘンドリックはこのレース不発でした。

スチュワートハースは良かっただけに、マシンが悪いというわけでは無いと思いますが、チェイスの重要トラックだけに先行き不安です。

NASCAR2016第10戦タラデガ

雨予報という残念なお知らせを聞いて一気にテンションが下がった今回のタラデガ戦。

レースは序盤から雨天レース打ち切りを睨んで、激しい戦いとなります。

 

そんな中、目立っていたのがチェイスエリオットです。

ジェフゴードンが引退して「ヘンドリックはタラデガでどう戦うのだろう?」と思いながら見てました。

ただJRさんは早々にクラッシュして、ジョンソンやケインも上に来れず連携が見られず終了。

JRはヘンドリックと連携しなくてもある程度は戦えますが、ジョンソンにとってゴードン引退は痛いです。

エリオットのマシンが今回良かっただけに、秋のタラデガではキーマンになると思います。

 

レースは自転車のスプリントポイントを争うような激しい展開で進みました。

94周目のハーフウエィを取ったのはケセロウスキーです。

が、G+の放送時間は半分も終わっていません。

最初のグリーンフラッグが振られた時間も通常進行だったので薄々気がついていましたが、雨は来ないようです。

 

 

レース終盤、ペンスケの2台が前を固める形となりましたが、ロガーノはケンゼスを意識しすぎて自滅します。

普段下位で走っている面々が上位を走り、誰がどう動くかが予測不能でしたが、最後はカイルとケセロウスキーが抜け出しました。

結局はケセロウスキーが振り切る形で優勝です。

確か5年くらい前にも同じような状況となり、ケセロウスキーがドヤ顔で「ターン3からターン4でラインを上から下に移動すると後ろの車が離れる」という事を言っていました。

今回も同じことをやったわけです。

そのためカイルはバックストレートでインコースに移動すべきだったのですが、アウトレーンにマシンを振ってしまいました。

それが敗因だと思います。

 

今回のレースは188周ずっとスプリントレースをしていた感じで、多くの車がクラッシュに巻き込まれました。

ドライバーにはお疲れ様でしたと言いたいです。

NASCAR2016第9戦リッチモンド

このレースからトニー・スチュワートが復帰。

正直フル参戦でもチェイスに行けない状態が続いているので厳しいですが、夏のデイトナあたりで一発狙ってほしいものです。

レース中、トニーの車のメーターのカスタマイズの話が出ていました。

確かにハンドルが大きいので見えにくい部分があると思います。

カスタマイズ出来るなら液晶のメーターの方がいいですね。

 

解説を聞いて初めて知りましたが、マウンテンデューって現地だとエナジードリンク扱いという事に驚きました。

日本だとメタボ御用達飲み物で、カフェインとかそういうイメージはありません。

そんなマウンテンデューが3台体制で挑みましたが、唯一ヘンドリックでノーマウンテンデューだったジョンソンの方が速かったです。

 

レースはタイヤの状態がよく、ライン取りが多く取れるようになりました。

フラットのショートオーバルだと珍しいです。

もちろんそれがいいわけではありません。

ショートトラックはマーティンズビルのように、ラインが一個の方が盛り上がるのです。

ブリストルも多ライン仕様に変えたことがありますが、直ぐに戻しました。

 

優勝争いはジョーギブスとスチュワートハースによる戦いとなります。

カートブッシュが勝つかと思いましたが、最後のピットで大きく順位を落とします。

変わってトップに立ったのは弟のカイルです。

ナット4本のショートランセッティングで勝ちパターンに持ち込みます。

 

しかし、カイルはファイナルラップで力尽きました。

最後は容赦無いエドワーズの当て逃げがありましたが、チームメイトであっても当然の行為です。

カイルはファイナルラップの1コーナーで失速したわけですから、あの入られ方は仕方ありません。

しかし、カイルは完全に怒ってました。

この2人も随分昔に遺恨はありましたが、どうなるでしょう。