今年は出場資格が大幅に変わります。
予選レースも3つになりましたし、ファン投票も2人になりましたし、過去10年というシード枠も無くなりました。
昨年から今年にかけての勝利した人間が偏っていたと言えます。
過去の例だとジェフゴードンの勝利枠は同じ車に乗るチェイスエリオットに引き継げる記憶があったのですが、今年は違っていたようです。
レースのフォーマットも大きく変わります。
前はファイナルピットストップは全台4タイヤ交換マストだったわけですが、今回は上位の9台~11台だけ交換出来ます。
残りの車は強制的にステイアウトで露払い役です。
最終スティントを盛り上げたかったのでしょうが、色々と穴が多すぎてどうなるのだろうと思いながら見てました。
1セグメントから問題が起こります。
最後の5周でマクマーレーがスピン。
その時点で入ってなかったケンゼスがアンダーグリーンのピットが不可能となりペナルティとなります。
ケンゼスがピットに入ってなかったので、何台かラップダウンのままです。
しかしセグメントはそのまま終了して、リスタートが無かったため、ウェブアラウンドがありませんでした。
残り数周でイエローが出ることを想定して無かったNASCAR側のルール不備です。
トニーさんが

セグメント2はチェイスエリオットが勝負をかけます。
早急にピットに入ろうとしました。
ここはピットに入って2タイヤなら問題なく同一周回に戻れます。
先にピット義務を果たしておけばイエローが出ると先頭に立てるので、それを見据えた戦術です。
ところが、ピット進入時に追突されてしまうという不運。
結局この戦術を取ったドライバーは他に居ませんでした。
セグメント2の残り15周から、やはりチャドカナウスが仕掛けてきます。
タイヤ温存でゆっくり走って12位まで落としました。
ファイナルスティントで前でスタートするためです。
こういう戦術もアリですが、最も期待値が高いのは50周目にピットに入る事です。
ファイナルラップなら4タイヤ交換をしても周回遅れになりません。
穴が沢山あるルールなので、禁止されていたとは思えませんが、誰もして来ませんでした。
最終セグメント前には、まさかのラグナット検問。
エドワーズがしょっ引かれ、最後尾に下げられます。
レギュラーシーズンも抜き打ちでやればいいです。
最後のリスタートはジョンソンが先頭でしたが、4タイヤ勢が2列目に居たので直ぐに飲みこまれました。
抜けだしたのがカイルラーソンでしたが、最後の最後にロガーノが持って行く結果となります。
ルール的に色々問題のあった今回のオールスターレース、来年にまた期待しましょう。