NASCAR2016第19戦ロードン

気がつけば長いシーズンも折り返しです。

今回はアーンハートJRさんがまさかの欠場となります。

脳震盪だそうで、今回が初めてではありません。

近年のアメリカだと脳震盪は
重大な怪我として扱われますが、
チェイスへの当落線上なだけに痛いです。

解説の福山さんがおっしゃる通り、近年大きなクラッシュに数多く巻き込まれたケインあたりも後遺症があるのかもしれません。

ゆっくり休んで治して欲しいと思います。

 

JRが欠場したからかお客さんの入りが寂しいロードンでしたが、レース内容も寂しいものになりました。

ジョー・ギブス勢が上位をキープして代わり映えの無い展開です。

 

ただ、ファイナルピットストップを終えた当たりから騒がしくなりました。

次々とトラブルが起こり、気がつけばジョー・ギブス勢はケンゼスだけとなります。

 

代わりに上がってきたのはトニースチュワートでした。

ソノマでの走りは兎も角、オーバルでも上位に顔をだすのは驚きです。

この勢いは本物なのでしょうか。

しかし、ロガーノの処理に手間取り2着まででした。

無難なピット戦術で立ちまわったケンゼスが押し切ります。

正直もう一回イエローが入ってトニー対ケンゼスが見たかったですが、仕方ありません。

 

チェイス争いもJRさんが当落線上に急降下して混沌としてきました。

ワトキンスグレンもありますし、まだまだ見えてきません。

どうなってしまうのでしょうか。

NASCAR2016第18戦ケンタッキー

ペースカーがピックアップトラックでしたが、NASCARマシンと比べるとかなり大きい事に驚きました。

 

今回のケンタッキーは路面を改修し、レスダウンフォースの仕様でのレースとなります。

特にターン3~4が難しくなっていて、トラブルが多発しました。

また、車が真後ろに付いた影響が大きいようで、バランスを崩す車がとても多かったです。

いつもと違った感覚のレースで、これはこれでいいと思います。

ケンタッキーは1.5マイルとは言え、他のトラックとは大きく違いますので、他のトラックではどう出るでしょうか。

 

レースは最後燃費レースとなります。

ピットウインドの予測が64~67周で残り69周からのリスタートなら、燃費セーブ走行をすれば余裕です。

しかし、実際はそんなに簡単な状況ではありませんでした。

というのも最後のピットはほぼ全車2タイヤ交換です。

燃料は1缶しか入っていません。

その前のピットを巻き戻して見返すと、全車4タイヤです。

その後はイエローが何度か出たものの、約50周走っています。

 

という事で燃費計算は非常に難しいものでした。

最後まで持つかどうか誰も解らない状況だったはずです。

結局は最後まで走る事を選択したケセロウスキーが押し切ります。

ケンゼスが入った時点で後ろと7秒差が付きましたので、そこで大きく失速して燃費を稼ぎました。

ただ、正直あそこまで後ろに近寄られると無理矢理インにねじ込まれる可能性があります。

エドワーズが勝っていてもおかしくなかったはずです。

 

それと優勝争いをみすみす逃したのがトゥレックスJRです。

最後のピットで完全なスピード違反をして最後尾に下がりましたが、その時にフルサービスをしています。

燃料的にもタイヤ的にも他の車より有利でしたが、ピットに入ってしまいました。

最後まで行く戦術を取っていれば、更に際どい勝負になっていたと思います。

NASCAR2016第17戦デイトナ

レースはトニーなどスチュワートハースの面々が後方待機策を取ります。

ニコニコ戦術を排除する空力になって以降、データにもあったように後方待機策は届かない傾向があるので、最近はトップチームが後方待機策をして来なくなりました。

まあチェイスを決めている人たちにとっては消化試合なので構わないですが「どういう結末になるのかな?」と思いながら見ていました。

そんなトニーが鼻歌を歌っている途中にビッグワンが発生します。

マクマーレーの車が壊れて左にふらついた結果、ジョンソンに当たってその後は玉突き事故です。

結構珍しいトラブルだったように見えます。

 

後方待機策のトニーはその事故を無事交わしましたが、最後の最後でクラッシュしてしまいました。

 

ビッグワンを回避したペンスケ2台VSブッシュブラザーズの戦いとなりますが、ケセロウスキーが秘策を出してきます。

窓から手を出して、後ろのロガーノにアクセルを踏むタイミングを知らせてニコニコ状態になる戦術です。

結局残り2回のイエローでどちらもロケットスタートを決めたケセロウスキーが逃げ切ります。

まあペンスケの作戦勝ちですね。

 

ただ消化試合なのに手の内を見せてしまいました。

勝負どころの秋のタラデガでは各チーム対策を取ってくるかと思います。

NASCAR2016第16戦ソノマ

年2回のロードコース、専門家であるアルメンディンガーが先行します。

それに加えてエドワーズとトゥレックスが付いて行く状況でした。

ピット戦術はジョー・ギブスの3台が正攻法である「3ストップの早目型」を取ります。

ただ、ここは2ストップでも行ける可能性があり、ハービックが30周過ぎまで引っ張りました。

一方上位陣は中途半端な戦術を取ってしまいます。

 

結果的には45周目にイエローが出て、ハムリンやカイルが労せずしてトップに出ました。

そこからファイナルストップに向かうのですが、ジョンソンは残り45周、ハムリンは残り40周で入ります。

過去の記憶だと燃料は40周近く持つはずですが、タイヤがそれだけ持つなら3ストップではなく2ストップで走るはずです。

これ最後どうなるの?と思いながら見ていました。

 

一方でトニースチュワートは4ストップで刻みます。

トニーが残り25周に入った直後にイエローが出ました。

前に居た全車がピットに入ります。

これでトニーがトップです。

ステイアウトする車が居なかったのは不思議でしたし、4ストップで行くならジョンソンやジョー・ギブスの面々は残り30周を切ったあたりで入るはずです。

そうじゃないと戦術の整合性がありません。

これはもう八百長の匂いしかしないですw。

 

トニーの後ろはハムリンやカイルといった下僕だったので、「八百長じゃ無くてもトニーの優勝で決まりかなあ」と思ってみてました。

要介護認定のトニーを介護福祉士ハムリンがしっかりサポートしてゴールするかと思いましたが、ファイナルラップでハムリンがトニーを抜いてしまいます。

しかし、ハムリンはファイナルターンにブロックラインを通らず、逆にブレーキングを遅らす事でトニーに道を譲りました。

流石にこれくらいはバトルしておかないと「露骨な八百長レース」として現地でも問題になるからだと思います。

自演男優賞ハムリンの上手さが光ったレースでした。

 

「ホームステッドで俺様が引退したらNASCARの時代は終わるぞ」

とイブラヒモビッチ級の大口を叩くトニーさんですが、NASCAR界の功労者であるのは間違いありません。

最後の年くらいはチェイスの枠を1個あげてもいいと思います。

あとは真面目に走って30位以内をしっかり確保する事です。